ブログ｜北九州市門司区の内科・小児科 - あきたけ医院

５月５日（水）のこどもの日、あきたけハウスでコンサートが開かれました。
職員の一言で、開催が決まりました。まだまだ、感染症が続き家族とも簡単に会えない中、
入居者の方に楽しめる時間をどうにか作りたい！という思いからでした。
開催にあたっては、入居者と、スタッフの人数制限を設け、会の時間も短縮、
検温、消毒などの感染症対策を徹底し、安心して参加できるようスタッフ一同対策、設営を行いました。演奏するステージには、マイクシールド、ビニールカーテンなどを使用しました。

今回演奏していただいたのは、
職員の旦那様と、皆様ご存じの「海音」のマスターで結成しているギターのデュオ「dell KANON」のお二人です。

素敵な音色が、部屋に響いていました。

入居者の皆さんは、静かに聞き入っていました。

楽しい演奏会の時間はあっという間に過ぎ、入居者のかたからは。「夜の街にでることがなくなってしまい、生の演奏なんて聞くこともできなくなったと思っておりました。　本当によかったです。」というお声をいただきました。「うれしかった！」と涙ぐんでおられました。

私も入居者様の、嬉しそうな表情、喜びの言葉を耳にして、開催を決めてよかったと感じました。まだまだ、新型コロナの感染は落ち着きませんが、対策を、入念に行い。入居者の方に明るく日々を過ごしてもらえるよう、今後もハウス内でのイベントを計画していきたいと思いました。

新小文字病院が監修なさっている「はーとｔｏはーと」こに、掲載されたものです。
ぜひ、ご一読下さい。

当院の一部スペースでは、「ひまわり絵画教室」の生徒の方々の作品を毎月飾らせて頂いております。

当院に診察される方も職員も、作品を見て、季節の移り変わりを感じ、子どもたちの視点と発想の素晴らしさを楽しんでおります。

来院された際にはぜひご覧ください。

九州最北端の町、門司港にて、１３１年前、明治時代に開業した秋武医院を継承すること４代目となり、令和２年９月、住宅型有料老人ホームあきたけハウスもじっことデイサービスもじっこを作りました。秋武医院３代目を６０年間も守ってきた母の老後（もう８８歳十分老後でしたが）の暮らしを少しでも豊かにと作った施設でしたが、完成を待たず、昨年３月３日雛の日に突然心臓発作で逝ってしまいました。前日まで現役で小児科診療をしておりました。

その施設の中に祐邦庵というお茶室があります。お茶室の名付け親は、平川宗晶先生です。眞鍋祐美子の祐と、母、秋武邦子の邦をとり、祐邦庵と名付けてくださいました。また、書道家でもある先生の筆による、立派な看板を掲げて、開庵いたしました。建設会社さんの創意工夫によるバリアフリーの、車椅子でも、お点前を拝見できる、体験できる、おけいこができる、修練の空間を練り上げることができたと感謝いたしております。

本来であれば、そこには喜ぶ母の姿があったのかと思うと、残念でなりません。

ここに御縁あって集うこととなった人々が、最後まで、お茶を通じて、お茶という素晴らしい日本文化に触れながら、楽しく笑い集い、過ごしていけたらいいなと思っております。

今後、コロナ禍の中に、どのように運用していくか、御社中の方々、あきたけハウスのスタッフ、そして利用者様、ご家族様とともに、プランを考え実行していきたいと思っております。まだまだ多くの人を招き入れることはできませんが、感染対策をしっかりとりながら、お茶を通しての、人々の結びつきを大切にしながら、少しずつ、前を向いていこうと、志を新たにしております。

どうぞ皆さま、お力添えをよろしくお願い申し上げます。

令和２年⒓月クリスマス茶席。

令和３年２月ひな祭り茶席。お菓子は、咲分。

令和３年３月には、釣窯をいたしました。お菓子は、菜種梅雨。

お茶とおかしを楽しんでいただき、皆がほっこりするひと時でした。